真木柚布子 ベストセレクション2011

真木柚布子 真木柚布子 ベストセレクション2011歌詞
1.あかね空

作詞:たきのえいじ
作曲:叶弦大

まぶた閉じれば ふるさとが
おもいで連れて 見えてくる
春は桜の 花ふぶき
夏は七夕 蝉しぐれ
帰ろうか 帰ろうか
呼んでいるよな あかね空
帰ろうか 帰ろうか
今夜は夢で ふるさとへ

川の流れに 映るのは
やさしく笑う 母の顔
秋はコスモス 赤とんぼ
冬は木枯らし 寒つばき
帰ろうか 帰ろうか
染みるまっ赤な あかね空
帰ろうか 帰ろうか
今夜は夢で あの頃に

帰ろうか 帰ろうか
呼んでいるよな あかね空
帰ろうか 帰ろうか
今夜は夢で ふるさとへ


2.夢追い舟唄

作詞:たきのえいじ
作曲:叶弦大

お酒呑むたび 酔うたびに
過ぎたあの日が 近くなる
二度も三度も あきらめて
あきらめきれず ふく涙
棹(さお)をさしてよ 夢追い舟に
命重ねてヨーオ ねぇあなた

岸を離れて 身を晒(さら)す
薄い縁(えにし)の 紙の舟
あなた点して 篝火を
淋しさばかり 沁みる日は
水の鏡に あなたが映る
恋しがらせてヨーオ 又じらす

夏をたたんで 秋がくる
咲いて七草 知る情け
肌の寒さは あなた故
焦がれる辛さ あなた故
せめてふたりで 夢追い舟を
漕いで行きたいヨーオ 向こう岸


3.北上川

作詞:仁井谷俊也
作曲:徳久広司

ふる里みちのく 北上川の
岸辺で育った あなたと私
がんばりましょうね 寄り添い尽くし
生きてゆくのよ この町で
こころ清らかな 白百合と
肩抱くあなたが ささえです

遙かな奥羽山脈(やまなみ) 浮雲ひとつ
あなたがいつでも 隣にいるわ
がんばりましょうね 雨にも負けず
苦労くの字の のぼり坂
南部木挽唄(なんぶこびきうた) 口ずさむ
やさしいあなたに 惚れてます

幸せ雪解け 北上川が
運んでくれます ふたりの春を
がんばりましょうね これから先も
杖になります 傘になる
遠く仰ぎみる あの銀河
叶えてください 夢ひとつ


4.冬桜

作詞:石本美由起
作曲:西條キロク

肩寄せあっても 寒いのに
わたしの相手は お酒だけ
咲いて淋しい 冬桜
あんたが欲しいと ひとり言
つぶやく女の みれんが あ…しみる

ひとりの男に 惚れ抜いて
預けた命に 悔いはない
荒れる 潮鳴り 日本海
素肌を許した あの夜の
漁り火 灯りが 逢いたさ あ…さそう

寒さに唇 凍るとも
あんたに見せたい 薄化粧
咲いて 春待つ 冬桜
この世のえにしが 結べたら
死ぬまで愛して 離れは あ… しない


5.しあわせ一輪

作詞:たきのえいじ
作曲:叶弦大

思い通りに いくのなら
苦労はしません ねぇあなた
涙 笑いも 五分と五分
肩の積荷も 五分と五分
せめてふたりで 肩寄せて
しあわせェ〜一輪 咲かせたい

うしろ向いたら 逃げて行く
明日(あした)と云う日も 夢までも
冬の垣根を 越えたなら
春がきますよ 庭先に
命重ねて どこまでも
しあわせェ〜一輪 飾りたい

惚れた分だけ よく判る
あなたの心も 優しさも
我慢比べね 人生は
無駄にしないわ この汗は
他になんにも 欲しくない
しあわせェ〜一輪 あるだけで


6.高瀬川

作詞:下地亜記子
作曲:市川昭介

息をはずませ 裳裾(もすそ)を乱し
駆けて来ました 逢いたくて
泣いても やせても つらくても
あなた あなた いいのです
くぐる格子戸 奥座敷
雨の木屋町 高瀬川

忍ぶふたりの 恋路を照らす
迷い蛍が 蚊帳の中
夢でも 嘘でも 遊びでも
あなた あなた いいのです
軒のすだれに 雨の音
燃える雪洞(ぼんぼり) 高瀬川

帰り支度の 西陣帯(にしじんおび)を
絞めりゃいややと ぐずります
涙も 噂も 人の目も
あなた あなた いいのです
どうせ儚い 浮世舟
揺れて流れる 高瀬川


7.別離の雨

作詞:三浦康照
作曲:徳久広司

あなたと暮らした この部屋で
思い出グラスに ついだワインを
ひとり飲むのよ
淋しさが 胸をかすめ 逃げてゆく
みず色の 涙雨 窓辺を濡らすのよ
あのひとは 今はもう 忘れているかしら
別れても 別れても この愛は変わらない

あなたは今頃 誰といる
別れてみたけど 何故か気になる
雨の夕暮れ
好きなのね 今も私 あの人を
酔いたいの 面影を お酒に流したい
この想い この愛を わかっているかしら
恋しさが 恋しさが この雨につのるのよ

小雨の舗道に 散る落葉
あなたの吐息が ふたりの傘で
熱く燃えるの
なつかしい ふたりだけの このクラブ
外は雨 あのひとと 幸せ語り合い
夜更けまで いたことを 覚えているかしら
別れても 別れても この愛は変わらない


8.えにし川

作詞:たきのえいじ
作曲:叶弦大

情ほしさに 涙をしぼる
しぼる涙が 又からむ
心束ねた 結び目が
にじんでほどける 水たまり
何故に渡れぬ えにし川

男らしさの 器に惚れて
ついてきたのも 夢のあと
女ごころは 笹の舟
やさしいあなたの 櫓が欲しい
抱いてください えにし川

見ても見ぬ振り しあわせなんて
急ぐその度 遠くなる
酒のしずくを 文字にして
あなたが命と 指で書く
ひとり淋しい えにし川


9.下北半島

作詞:関口義明
作曲:山木ゆたか

いくら好きでも 叶わぬ恋に
泣いて女の 流れ旅
まるであなたが 呼ぶように
夜の陸奥湾 汐が鳴る
下北半島 星の雨降る 港町

夢のなきがら 仏ヶ浦の
海に納めて 船に乗る
あの日はじめて 結ばれた
ヒバの香りの 奥薬研
下北半島 ひとり酔えない 手酌酒

窓の向こうに 漁火連れて
風間浦から 大間崎
今もあなたを 好きだけど
ここが汐どき 忘れどき
下北半島 明日へとび立つ 磯千鳥


10.奥入瀬川

作詞:木下龍太郎
作曲:久保進一

出直すつもりの 旅発ちなのに
なんで未練が 袖を引く
あなた忘れの みちのくは
川の瀬音が 道しるべ
奥入瀬川は 三乱(さみだれ)を
越せば阿修羅(あしゅら)の
越せば阿修羅の 波が立つ

どうして許した 苦しむだけの
添えぬ恋だと 知りながら
愛を重ねた 想い出に
負けて塩瀬(しおぜ)の 帯が泣く
奥入瀬川は 白糸の
滝があなたの 滝があなたの 声になる

他人と言う名に 変わったものを
いまもあなたを 心待ち
先を急げば みちのくは
馴れた草履が 重くなる
奥入瀬川は 十和田湖の
宿で今夜は 宿で今夜は 忘れ酒


11.港町ひとり

作詞:石本美由起
作曲:西條キロク

行かないで 行かないで
引き止めて いたいのに 情ないね
背を向けて あなたの 船が出る港町
素肌を重ねて 温もりを
あげる 夢も
覚めて凍る 切なさよ

このままで このままで
ひと冬を 待つだけの 運命なら
眠れない 未練が
身を焦がす港町
淋しさお酒に まぎらわせて
いつか 逢える
恋に縋る 女です

まだ嫌やよ まだ嫌やよ
独りでは 死ぬよりも 悲しいの
愛し合う 恋など 叶わない港町
漁り火みたいな この命
燃やし 続け
好きなひとに 抱かれたい


12.越中恋歌

作詞:下地亜記子
作曲:神島万嵯緒

踊る輪の中 秘かに抜けて
忍び逢う身に 胡弓が沁みる
つらさ承知で 惚れたのだから
いいのよ いいのよ 泣いてもいいの
越中おわらの 風の盆

桜吹雪の 花びら受けて
ふたり歩いた 松川べりよ
胸に恋の火 灯したあの日
いいのよ いいのよ 散る日が来ても
越中風舞い 城下町

明日の運命も 女の夢も
みんな預けて あなたにすがる
港 漁火 泣く波の音
いいのよ いいのよ ぬくもりだけで
越中しぐれの 氷見の宿


13.紅吹雪

作詞:下地亜記子
作曲:樋口義高

たとえば阿修羅の 明日でも
たとえば離れて 生きようと
あなたは私の 光です
この愛死ぬまで 忘れない
恋しい人の 倖せを
心ひとすじ 祈りたい
燃えて…燃えて…燃えて
吹雪 地吹雪 紅吹雪…
雪よ降れ降れ 命しんしん 雪よ降れ

たとえば地の果て 海の底
たとえば血を吐き 泣こうとも
涙の鎖を ひきずって
蛇身(じゃしん)となっても 愛し抜く
簪(かんざし)よりも 着物より
熱い想い出 あればいい
燃えて…燃えて…燃えて
吹雪 地吹雪 紅吹雪…
女咲け咲け 命めらめら 染めて咲け

燃えて…燃えて…燃えて
吹雪 地吹雪 紅吹雪…
雪よ降れ降れ 命しんしん 雪よ降れ


14.酒とバラ

作詞:上田紅葉
作曲:花岡優平

赤いルージュを 吐息で濡らし
ひとり飲む酒 苦い酒
来ない誰かを 待ち侘びるより
水に流して さよなら…
涙の粒 飛んでけ 噂の種 飛んでけ
生まれ変われ バラのように…
あなたのすべて 想い出さえも
グラスの中 指で回せば…
恋はまぼろし 酒とバラ

掛けた電話を 迷って止める
淋しがり屋の 悪い癖
憎み切れない そんな人でも
ケジメつけます 今夜で…
幸せまた 来るから 出逢いもまた あるから
翼広げ 鳥のように…
止まり木変えて 好みを変えて
ダブルにして 笑い飛ばせば…
夢の名残りも 空ボトル
涙の粒 飛んでけ 噂の種 飛んでけ
生まれ変われ バラのように…
あなたのすべて 想い出さえも
グラスの中 指で回せば…
恋はまぼろし 酒とバラ


15.渚のビギン

作詞:上田紅葉
作曲:西條キロク

恋は…二人だけのものだから
心の…時計外して今は
渚に身を寄せ 椰の木陰甘く
ときめき感じるままに
風のウクレレ 魅惑のリズム
素肌も酔わせる恋よ
どうぞ 何も言わずにいてね
踊りたいのよ あなたとこのまま…

空に…燃える太陽はひとつ
真っ赤な…恋の命もひとつ
引き潮みたいに いつか覚める夢も
今夜の二人はひとつ
熟(う)れたパパイヤ 南国の夜
涙もとけゆく恋よ
いいの 明日(あす)のことなど今は
忘れたいのよ 悲しい別れも…

風のウクレレ 魅惑のリズム
素肌も酔わせる恋よ
どうぞ 何も言わずにいてね
踊りたいのよ あなたとこのまま…


16.道頓堀セレナーデ


17.星空のタンゴ

作詞:上田紅葉
作曲:泉盛望

好きよ…どこか…狡いあなたが
好きよ…なぜか…こんなにも
好きよ…たとえ…散りゆくだけの
情熱の 薔薇でもいいの

今日と明日が 出逢う時
きらめくこの愛こそすべて

抱きしめて amor
この命 燃えるままに
抱きしめて amor
恋は 星空のタンゴ

なんて…それは…哀しい台詞
たった…五文字…ア・イ・シ・テ・ル
やがて…恋が…終わるその時
サヨ(ウ)ナラに 変わる五文字

恋は夜空の 流れ星
身を焼くこの時こそすべて

燃えつきて amor
その腕に 踊りながら
燃えつきて amor
熱き 星空のタンゴ

闇と光りが 出逢う時
消え去るこの愛こそすべて

抱きしめて amor
この命 燃えるままに
抱きしめて amor
恋は 星空のタンゴ


18.ちょっとだけルンバ


19.大阪ドドンパ

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

惚れて 本気で 惚れて
泣いて 朝まで 泣いて
どうせ ひろった 恋や
橋の上から ほかしたろ

街のネオンが 雨ににじめば
いつもあんたを 想い出すけど
浪花のおんなや うちは 切り返しも早い
くよくよしたって あかん
大阪 ドトンパ

飲んで 死ぬほど 飲んで
阿呆や ホンマに 阿呆や
ちょっと 切ない 恋や
胸がどしゃ降り 濡れただけ

ひとりぼっちの 雨の街角
いまもあんたを 忘れへんけど
浪花のおんなや うちは 泣き止むのも早い
めそめそしたって あかん
大阪ドドンパ

街のネオンが 雨ににじめば
いつもあんたを 想い出すけど
浪花のおんなや うちは 切り返しも早い
くよくよしたって あかん
大阪ドドンパ

浪花のおんなや うちは 泣き止むのも早い
めそめそしたって あかん
大阪ドドンパ 大阪ドドンパ


20.誰のせいでもないけれど


21.ふられ上手

作詞:下地亜記子
作曲:樋口義高

壊れたヒール ぶらさげて
追いかけるよな がらじゃない
本気にさせて まいらせといて
いつも男は 消えてゆく
逢いたい…逢えない…
泣きたい…ほんのちょっぴり
飲みたい…酔いたい…カッコ悪いかな
あぁ…哀しいね 私 意地っ張り
ふられ ふられ上手だね

今度はマジに 惚れていた
信じて夢を 見ていたよ
かけひきなしで 愛してみても
男心は シャボン玉
逢いたい…逢えない…
泣きたい…ほんのちょっぴり
飲みたい…酔いたい…カッコ悪いかな
あぁ…バカだよね 私 お人好し
ふられ ふられ上手だね

逢いたい…逢えない…
泣きたい…ほんのちょっぴり
飲みたい…酔いたい…カッコ悪いかな
あぁ…哀しいね 私 意地っ張り
ふられ ふられ上手だね


22.マハロ・ヌイ・ロア 「どうもありがとう」


23.別れのルンバ

作詞:水木れいじ
作曲:市川昭介

微笑ってサヨナラ言いましょうね
悲しい涙は嫌いよ
どんなに激しく燃えた恋も
花のようにみんな散ってゆくのね

あなたの胸で夢を見るのは
これきり 今夜かぎり…
抱きしめてよせめて夜明けの前に
別れの朝が こわいの

もすこし お酒を飲みましょうね
酔っても泣いたりしないわ
女のいちばん綺麗な季節
めぐり逢えてそして 愛された人

あなたのどこか淋しげな瞳も
これきり 今夜かぎり…
くちづけして忘れられないように
別れの朝が つらいの

あなたの胸で夢を見るのは
これきり 今夜かぎり…
踊りましょう思い出たどりながら
涙こらえて サヨナラ


24.涙のピリオド


25.砂の城

作詞:田久保真見
作曲:樋口義高

夜明けの蒼さに 染められて
こころは淋しい 海の色
ふたりは他人に もどるのね
でもでもでも でも
波のように ゆらりゆれて
抱かれた日々 胸をしめつける
さよなら 何も言わないで
なみだを 海に帰しましょう
あなたさよなら 愛ははかなくて
崩れて消える 砂の城

ふたりでかもめに なれたらと
つぶやく背中が 悲しいの
泣いたらあなたが 困るのに
でもでもでも でも
夢のなかで ゆらりゆれて
溺れた日々 胸にこみあげる
さよなら すこし微笑んで
なみだを 海に帰しましょう
あなたさよなら 風にさらわれて
崩れて消える 砂の城

波のように ゆらりゆれて
抱かれた日々 胸をしめつける
さよなら 何も言わないで
なみだを 海に帰しましょう
あなたさよなら 愛ははかなくて
崩れて消える 砂の城


26.愛をありがとう

作詞:市原まい子
作曲:徳久広司

幼い頃の夢を 追いかけて ここまで来たの
苦しいことも今は 笑い話になるわ
涙溢れたら 月明かりの下で
キラキラと照らされる 星に変わるの

私には歌があるから 大切な人がいるから
生きてゆく喜びを ありがとう

遥かに続く道は 果てしなく 遠いけれど
楽しみながら歩く 道を探して行くわ
心疲れたら 野に咲く花を摘み
温かな陽のあたる 窓に飾るの

私には歌があるから 愛される人になるから
いつまでも これからも ありがとう

私には歌があるから 大切な人がいるから
生きてゆく喜びを ありがとう
生きてゆく喜びを ありがとう